
Power Automate Desktop
でできること「活用効果検証」
WEBデータ手動収集
VS
WEBデータ自動収集
Power Automate Desktop でできること「効果検証/シナリオ」
この記事では、Power Automate Desktopを活用することで、人が手作業をした場合とPower Automate Desktopで自動化した場合の作業時間がどう変わるかを検証します。WEBデータを人が収集した場合(以下、WEBデータ手動収集)とPower Automate Desktopが自動収集した場合(以下、WEBデータ自動収集)の作業時間を比較検証し、自動化による生産性向上の効果を確認します。
Power Automate で できること や 活用事例 は「 Power Automate ・ Power Automate for Desktop で できること 活用事例」でも多く紹介しています。
目次
WEBデータ手動収集 VS WEBデータ自動収集
スクレイピング
WEBデータ手動収集
WEBデータ自動収集
Power Automate Desktop WEBデータ自動収集動画
結果
Power Automate Desktop による自動化のメリット考察
Power Automate Desktop を活用したWEBデータ自動収集
まとめ
WEBデータ手動収集 VS WEBデータ自動収集
今回は、自社のWEBサイトからデータ収集を行う際に手動で作業を行った場合と、Power Automate Desktopを使用した場合で、作業時間がどれだけ違うのかをデータ自動収集Power Automate Desktopを作成して実際に比較検証します。
スクレイピング
なお、WEBデータを自動収集することをスクレイピングと言います。
スクレイピングをする際は、下記例のような注意事項があります。注意事項を自身で確認を行った上で、スクレイピングはご利用くださいね。
・サイトの規約をチェックし、スクレイピングが禁止されていないかを確認する
・取得先のサイトのサーバーに負荷をかけないようにする
・取得した情報を解析以外の目的で使用しない
WEBデータ手動収集
手動でWEBデータを収集します。
自社のWEBサイトにアクセスし、手動で収集作業をすることを想定します。
WEBデータ自動収集
Power Automate Desktopを使用して自動で WEBデータを収集します。
自社のWEBサイトに自動アクセスし、収集作業も自動で行います。
Power Automate Desktop WEBデータ自動収集動画
Power Automate DesktopがWEBデータを自動収集する動画です。
結果
サンプルサイトで検証したところ、WEBデータ手動収集は5分、 WEBデータ自動収集 は20秒と約4分30秒の差があります。
手動で行った場合は入力ミスや操作ミスなどでさらに時間がかかる可能性もあるので、Power Automate Desktopで行うのは速くて正確にできるのでとても生産的ですね。
Power Automate Desktop による自動化メリット考察
今回の動画を元に、収集するデータが増えた場合に、どのような時間となるかを算定してみます。
※1分未満の時間は切り捨て
収集データ件数 | 手動収集 | 自動収集 |
---|---|---|
50 | 50分 | 3分 |
150 | 2時間30分 | 9分 |
300 | 5時間 | 18分 |
450 | 7時間30分 | 27分 |
600 | 10時間 | 36分 |
50件のデータ収集を手動で行う場合50分、600件では10時間かかります。
Power Automate Desktopで 自動入力すると、600件で36分となります。約9時間の効率化が達成できます。
Power Automate Desktopを専用マシンで動作させれば、 600件のケースでは10時間の効率化が達成できます。
なお、システム自動入力のPower Automate Desktopシナリオを作成するためにかかった時間は2時間でした。シナリオ作成時間を差し引いても、8時間の効率化が達成できると言えます。
さらに件数が多い業務や、2年、3年と継続すると、効率化効果は高くなりますね。
自動化によってデータ入力業務から解放され、空いた時間は他の重要業務に活用することができますね。
Power Automate Desktopを活用したWEBデータ自動収集
Power Automate Desktopを活用したWEBデータ自動収集は、本記事の内容の他に次のようなことへの利用も考えられますね。
・基幹システム上の販売情報を収集する
・基幹システム上の社員情報を収集する
・基幹システム上の管理情報を収集する
まとめ
Power Automate Desktopを活用することで、WEBデータ収集作業時間を短縮したり、実行時間設定によって従業員が退社した後に自動作業をすることが可能となり、業務を効率化することができます。
さらに、人は人による判断が必要な重要業務に注力することができるようになり、生産性の向上や売上の向上に繋げることができます。
是非あなたもPower Automate Desktopを活用し、 生産性の向上や売上の向上を実現してはいかがでしょうか。
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